2021年04月30日
2021年04月28日
R.
2013年にスタートした、細川雄太氏が手掛ける大阪を拠点とするアップサイクリングブランド。
ヴィンテージミリタリーファブリックを使用し、本来不要なモノとして破棄されていくモノを循環させ、新たな姿に生まれ変わらせたアパレルやアクセサリーを展開。反戦のメッセージと共に、使い捨てにされるヴィンテージダッフルバッグやテントに新たな価値を与えることにより、大量生産に対するメッセージを込めている。
レディメイドが使用しているヴィンテージミリタリーコットンまたはデッドストックコットンには、多くの場合、元の所有者の名前と識別番号がプリントされている。これは、同じアイテムが2つと存在しないことを証明している。
@FASHION PRESS
関西拠点のブランドという事で、勝手に親近感です。
サスティナブルな取り組みとして、廃棄物を再生した素材を使用したアイテムをリリースしているナイキにとって、READYMADEとのコラボは、取り組みをアピールする意味合いでも大きな意味があるように思います。
では、ディテールをチェックしていきたいと思います。
1977年発表のクラシックなバスケットボールシューズ、ブレーザーをベースに、READYMADEらしい再構築がされています。
ウールやキャンパス、ミリタリー調のテキスタイルを使用し、ラバーっぽい変形したスウッシュロゴや、ぼこぼこ変形したミッドソール、シューレースも3種類のものを組み合わされた、かなり凝った作り。
また、アッパーのウール部分や、ソールにはリサイクル素材が使用され、READYMADEとナイキのサスティナブルな取り組みを見ることが出来ます。
ヒールとインソールには、リサイクルのマークをナイキのスウッシュロゴを三つ組み合わせて表現したユニークなロゴが配されています。
ボックスも壁に描かれたグラフィティーのようでめちゃくちゃかっこいいし、包紙も再生素材を写した写真のようなものが使われています。
ここまで来るともはやベースがブレーザーなことを忘れてしまいそうなほど、原型がほぼなくなっていますが、こういうモデルは復刻はなかなかなさそうなので、大事に履こうと思います。