常備なもの、そうでないものに関わらず、メガネにはメンテナンスが必要です。
どんなにスペックの高いフレームやレンズを使用していても、メンテナンスをしていないメガネはその機能を十分に発揮できません。
今回はずばり『ネジ』です。
ネジを使わない特殊なメガネを除き、通常メタルフレームには6つ(ナイロールタイプは4つ)、プラスチックフレームには最低2つ、リムレスフレームには最低8つのネジが使用されています。
メタルフレームは、丁番部分、レンズを止める部分、鼻当てを止める部分にそれぞれ2つずつ使われています。
レンズを止める部分には通常緩み止めを付けるのであまり外れることはないですが、鼻当てや丁番のネジは使用していくうちに緩みます。特に開閉の多い丁番部分は、緩みやすかったり、逆に湿気や埃でカチカチになったりします。
これをそのまま放っておくと、丁番部分以外の部分に負荷が掛かり、ロー付けしている部分が取れてしまったり、出先で急にテンプルが取れて掛けられなくなったりします。
プラスチックフレームは、鼻当てのあるタイプもありますが、通常は丁番部分にのみネジがあります。
これも、メタルフレーム同様に、開閉を繰り返すことで緩んだり、湿気や埃でカチカチになったりしますので、同様に注意が必要です。特にネジがカチカチになったものを無理に開閉しようとすると、プラスチック部分が割れたり、埋めてある丁番そのものが抜けてしまったりします。
リムレスフレームには、レンズを止めるネジが鼻側耳側にそれぞれ2つずつ、鼻当て、丁番部分にそれぞれ2つずつネジがあります。
レンズを止めているネジが緩むとレンズがグラグラしたり、抜けてしまうとメガネがバラバラになります。
鼻当てのネジは他のフレームと同様です。
ただし、丁番部分のネジが硬くなったものを無理に開閉しようとすると、フレームが破損する可能性と同時に、レンズが割れる可能性があります。
また、これはすべてのフレームにあり得ることですが、ネジがささったまま、錆びて折れてしまうということもあります。汗をよくかく方に多いケースです。
この場合、ささったネジを抜いて、ネジの溝を掘り直す技術が必要になります。
これらのトラブルを避けるには、ご来店いただき、メンテナンスをするのが一番効果的です。
メガネのネジは非常に細かく、ご自身で締めたり緩めたりするのは困難です。市販のメガネ用のドライバーをお持ちの方でも、閉めようによってはネジ山がズルズルになり、ネジを交換するのも困難になってしまうこともあります。ネジを緩めたり締めたりするにも技術が必要となります。
当店にお持ちいただければ、ネジよ緩みはもちろん、その他の歪みや緩みも全てチェックいたします。
定期的にメンテナンスを行うことで、メガネの寿命は長くなり、掛け心地も良くなり、メガネ本来の機能も発揮できます。
ネジ抜きなどの特殊なものを除けば、メンテナンスは無料です。
ご遠慮なく、お気軽にご来店ください😊